東京都の小池百合子知事は27日の定例会見で、都が渋谷に設置した「若者ワクチン接種センター」が、接種初日のこの日、受け付け開始の約4時間前に、接種可能な200人の枠が埋まってしまった問題に関し、28日からは「抽選による受け付けを検討している」と明かした。「申し訳ありませんでしたけれども…」など、混乱を招いたことに謝罪の言葉も口にした。

その上で、渋谷のセンター以外に、都庁展望室に設置されている接種センターでも、若者対象にした接種の予約を近く始める意向を明らかにした。

都側はこの日ツイッターで午前7時半、「現在会場周辺にお並びいただいている方々で、本日8/27(金)は、ワクチン接種枠の上限に達しました」と報告。「これからご来場予定だった方々には大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。

現場は長蛇の列が生じるなど混乱し、SNSでは「そんなこったろうと思った」「1日200人なら最初はそうなりますよね」などの声が上がった。

同センターの接種対象は16~39歳の都内在住もしくは在勤・在学者で、開設時期は27日~10月8日。