年末の風物詩「現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が1日、都内で行われた。

【2021流行語大賞】年間大賞はリアル二刀流/ショータイム/まとめ>

拝金主義を背景とした強硬姿勢を批判されたIOCトーマス・バッハ会長の呼称「ぼったくり男爵」がトップ10入りした。米ワシントンポスト電子版が「IOCは商業主義で日本を踏み台にしている」と指摘。記事内で使われた「Baron Von Ripper-off」にあてられた和訳が「ぼったくり男爵」だった。

この日は、共同通信社外信部の渕野新一副部長が出席し「ぼったくり男爵はワシントンポスト紙のコラムで、紹介する記事を書いた際に和訳したものです。支局の同僚が、語呂良く訳してくれて、当時モヤモヤした思いを抱いていた日本人にも響いたのだと思います。コラムニストとともに分かち合いたい」と話した。

「ぼったくり」と訳したことについては「最初は“追いはぎ男爵”がいいと思ったようですけど、今は違う方がいいと判断したようで、ぼったくり男爵としたようです」と説明した。