ZOZO創業者でスタートトゥデイ社長の前澤友作氏(46)が、12日深夜にニッポン放送系で放送された「宇宙から生放送! 前澤友作のオールナイトニッポンスペシャル」に、国際宇宙ステーション(ISS)から生出演した。同氏は20日にカザフスタンに帰還した、その先に挑戦したい夢として「マリアナ海溝に行ってみたいと思います」と宣言した。
前澤氏は、スタジオで番組を進行したニッポン放送の東島衣里アナウンサーから次、挑戦したいことを聞かれ「宇宙の次はですね、もう、ここまで来たら深海にでも潜ってみようかなと思っています。(地球の)上下に行ってみようと思います」と即答した。音楽プロデューサー亀田誠治氏から「上も下も行く…全制覇だ」と言われると「そういうことです」と笑った。その上で「地球上で一番深いのはマリアナ海溝と言われているので…そういうところに行ってみたいと思います」と熱っぽく語った。
前澤氏は、100の撮影テーマを世界中から広く募集し、自身のYouTubeチャンネルで動画を公開するプロジェクト「宇宙でやってほしい100のこと」を行うと公言し、その2つめに「あなたのお悩みにISSからお答えします!」と掲げているが、番組内で2人の悩みに答えた。21歳の男性から「大学3年で就職活動をしています。宇宙に行ったり、起業されて大きな挑戦をされている。自分は、なかなか就活を成功することが出来ない。どうやって大きな挑戦に成功しているのか?」と聞かれると「すごい答えはシンプルで、僕は好きなことばかりやってきました」と答えた。その上で「2つ目に大事なポイントとして、あまり人がやっていない、ユニークなことをやろうっていう努力をしてきました。人のまねをするんじゃなくて、オリジナルなことをやろうっていうふうに、心がけて、やってきました。その2つしか意識していないです」と続けた。
次に、18歳の女性から「私は来年、大学生になるんですけど、少し不安。10代のうちにやっておいた方がいいこと、注意点、読んでおいた方が良い本があったら教えてください」と聞かれた。前澤氏は「僕は大学に行っていないので、大学生活は、よく分からないんですけど。大学へ必ず行かなきゃいけないとか、就職を必ずしなきゃいけないとか、とらわれることはないと思うので。その都度、その都度、自分の好きなこと、打ち込めることを一生懸命、やったら良いんじゃないかと思います。なので、今から何か準備する必要はなくて、その時、その時に、自分がしたいことを素直にやれば良いと思います」と答えた。
そして「僕も昨日、今日、宇宙へ行きたいって言って、この夢がかなったわけじゃなくて、それこそ小、中、高、少しずつ、いろいろな小さな夢をたくさん持って、いろいろな努力をして、少しずつかなえてきた歴史があります。1つ1つ、諦めずに誰に批判されようが否定されようが、貫いて頑張ってれば夢はかなっていくものだと思いますので、みんなで一緒に1つ、1つかなえていきましょう、チャレンジしていきましょう」と熱く語った。
一方で、前澤氏はISSで食べていて、おいしい宇宙食を聞かれると「缶詰め系が多いんですけど、やっぱり日本でも有名な焼き鳥の缶詰めとか、こっちに持って来て食べると、おいしいです」と笑みを漏らした。