東京・上野動物園は28日、双子のジャイアントパンダについて、近況を報告した。

来年1月12日からの公開に向けた準備として、雄のシャオシャオ、雌のレイレイは母親シンシンとともに18日から、室内展示室と、隣の寝室で飼育されている。部屋は出入り自由。子どもたちは室内に設置されている木に登ったり、プールに敷き詰められたバークチップ(松などの樹皮を砕いたもの)で遊んだり、起きている間は活発に動き回っているという。

シンシンは食事や休息をしっかりとりながら、子どもたちとじゃれ合ったり、授乳したりするなど、落ち着いてすごしている。同園は、公開に向けて人の声や物音に慣れさせるため、日中にラジオを流す訓練も続けている。

双子はともに健康で、体重は27日=187日齢時点で、シャオシャオが13・10キロ、レイレイが12・90キロ。なお、観覧の抽選申し込みは、同園専用サイト(同園HP参照)で受け付けている。