渡辺明名人(棋王・王将=37)への挑戦権を争う、将棋の第80期A級順位戦8回戦、羽生善治九段(51)対永瀬拓矢王座(29)戦が4日午前10時、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。先手後手は事前に決まっており、羽生の先手で対局はスタートした。
ここまで2勝5敗の羽生は3勝4敗の永瀬に敗れると、名人9期も含め、1993年(平5)より29期連続で在籍してきたA級から陥落(降級2人)する。勝って、3月3日の最終局に残留の望みをつなげたい。
両者の対戦成績は、永瀬が11勝4敗と大きくリード。しかも直近は4連勝している。順位戦では初顔合わせとなる。最近の10局でも朝日杯本戦準々決勝で藤井聡太竜王を下すなど8勝2敗と好調だ。
対する羽生は直近5勝5敗。21年度は13勝17敗と負け越している。順位戦も79期4勝5敗、78期4勝5敗と、過去2年連続で負け越している。下降気味の成績も含めて、不利なデータを覆せるか。
A級順位戦は同日一斉対局でもあり、7連勝でトップの斎藤慎太郎八段(28)は大阪市「関西将棋会館」での先手番で、豊島将之九段(31)と対戦。勝てば、スンナリ2年連続2回目の挑戦権獲得となる。
持ち時間は各6時間。昼食休憩、夕食休憩を挟んで、3日夜遅くには決着の見込み。

