永瀬拓矢王座(29)が渡辺明棋王(名人=37)に挑戦している、将棋の第47期棋王戦5番勝負第4局が20日、栃木県日光市「日光東照宮」で行われ、先手の渡辺が永瀬を下した。対戦成績を3勝1敗として防衛を果たすとともに、棋王10連覇(棋王戦連覇記録は羽生善治九段が91年第16期から02年第27期まで達成した12連覇)を果たした。

4年前、フルセットの末に2勝3敗で敗れた永瀬は再度、挑戦を退けられた。渡辺は引き続き4月6日に開幕する第80期名人戦7番勝負で、斎藤慎太郎八段(28)の挑戦を2年連続で受ける。