参院選長野選挙区(改選1)に自民党公認で出馬している松山三四六氏(51)をめぐり、7日発売の週刊文春が報じた松山氏の女性問題について、立憲民主党の逢坂誠二代表代行(63)が対応を批判した。逢坂氏は7日、同選挙区で立憲民主党現職の杉尾秀哉氏(64)を応援するため長野県佐久市を訪れた。

逢坂氏は、松山氏が選挙後に女性問題に関して説明すると発言したことについて「選挙が終わった後に記者会見するなんてとんでもない話」とし「まさに選挙っていうのは人を選ぶその評価なんだから、今ここでそのことを明確にしてもらわなかったら、逃げですよ、ひきょうですよ」と、選挙中こそ説明責任があると強調した。

文春オンラインは6日、松山氏が2012年(平24)に当時20代だった女性と不倫し、女性が妊娠した際、人工妊娠中絶同意書に偽名で署名していたと報じた。松山氏はこの報道を受けて、同日夜、松本市内での個人演説会後に取材に応じ、事実関係については「認めています」とした上で「今は選挙に集中させていただきたい。すみません」と話した。

松山氏の陣営関係者も報道の事実関係を認めた上で、今後、松山氏が経緯などについて説明するかとの問いに「この件に関しての(本人の)取材対応は選挙後に予定していると自民党県連とも調整中です」と回答していた。

長野選挙区には現職の立憲民主党杉尾秀哉氏(64)ら6人が出馬している。