仙台育英が東北勢として初めて甲子園の頂点に立ち、深紅の優勝旗が白河の関を超えた23日、白河の関跡がある白河神社には多くの参拝客が訪れた。

宮司の西田重和さんによると、この日は朝から参拝客が相次ぎ、これまでの10倍近い約500人が訪れた。「優勝仙台育英」と書かれた限定の御朱印を求める人が急増し、社掌の川崎ムツ子さんは「記憶がなくなるほど書きました」と笑顔を見せた。福島県の須賀川市からバイクで訪れた橋本真幸さんは「東北全体が元気をもらった」。初めて白河の関跡に来たという仙台市泉区の二階堂浩徳さんは「東北の念願がやっとかなった」と話した。