第16回朝日杯将棋オープン戦のベスト4が出そろった。27日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた本戦トーナメントで、糸谷哲郎八段(34)と渡辺明名人(38)が勝ち上がった。糸谷は午前中の1回戦で鈴木大介八段(48)、午後からの準々決勝で三枚堂達也七段(29)を下した。渡辺は1回戦で西田拓也五段(31)、準々決勝で佐藤天彦九段(35)を下した。

今月14、15日に名古屋市で行われたもう一方のゾーンでは藤井聡太竜王(20)と豊島将之九段(32)が進出している。

この結果、2月23日に東京・有楽町「朝日ホール」で行われる準決勝は藤井対豊島、糸谷対渡辺と決まった。決勝は同日午後に開催される。

朝日杯は2007年(平19)創設。持ち時間40分の早指し戦で、1次予選、2次予選を勝ち抜いた棋士と、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを行う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金750万円。