国会欠席を続けるNHK党のガーシー参院議員は、滞在先のドバイで4日放送のフジテレビ系「FNN Live Newsイット!」(午後5時30分~)の対面取材に応じ、「かなり覚悟を持って(日本に)入らないとたたきつぶされると思っているので相当、今悩んでいる」「正直、命の危険を感じています」などと話した。

ガーシー氏は帰国した上で、8日に開かれる参院本会議に出席し「議場での陳謝」の懲罰に応じる意向を参院に伝えている。

「議場で陳謝するイメージはあるか」と聞かれると、スーツ姿で襟に議員バッジを着けたガーシー氏は「あります」と答えた。「誰に向けての陳謝か」と問われると「あくまで国民ですよね。国民全員が税金を払っているので、その歳費をもらっている以上、全員に対して謝らなければならないなという考えになっています」と述べた。

ガーシー氏は本会議で、参院が決定した陳謝文を読み上げることになる。陳謝文は「会議に出席しなかったことにより、院内の秩序を乱し、信用を失墜させたことは誠に申し訳ない」などの内容だが、「秩序を乱したという自覚はあるか」との質問に「ないです」。「でも、これを読むことが陳謝というのであれば別に読みますよというだけの話」と続けた。「ヤジが飛んできたら言い返しますよ。大方あいつやろなと分かったらその前まで行きます」とも話した。

ガーシー氏はインターネットの動画投稿サイトで著名人を中傷したなどして名誉毀損(きそん)などの疑いで警視庁から任意の事情聴取を求められている。取材に対し「可能性としてはオレのことを逮捕しようとする気持ちは90%以上警察はあるやろなと思っています。かなり覚悟を持って入らないとたたきつぶされると思っているので、相当今悩んでいます」「自分で雇ったボディーガードを連れて帰ろうと思っている。それぐらい正直命の危険を感じています」などと答えた。

大地震で被災したトルコを5日から訪問し、そこから日本へ向かう予定としたガーシー氏は「救援物資を持っていって向こうで炊き出しするなり、何かしようって。それが1日、2日でできないのであればそのまま数日滞在するつもりでいるし、それで除名されるなら、しゃあないなと」とも話していた。

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