上野愛咲美女流立葵杯(女流名人=21)への挑戦権を目指す、囲碁の第10期会津中央病院・女流立葵杯挑戦者決定戦、藤沢里菜女流本因坊(24)対向井千瑛六段(35)戦が、21日午前11時から福島県会津若松市「今昔亭」で始まった。
女流囲碁界歴代2位のタイトル獲得21期、このうち立葵杯を6期獲得している黒(先手)番の藤沢は意外にも初の挑決進出。現役タイトルホルダーで8人による本戦トーナメントから出場し、鈴木歩七段と上野梨紗二段を撃破した。20日に同所で打たれた準決勝の上野梨戦は激しい攻め合いを制した。
上野梨の姉である上野愛立葵杯には、前期の3番勝負で1勝2敗で敗れ、タイトルを失った。また、今期の女流名人戦3番勝負でも連敗してタイトルを奪われている。挑戦者に名乗りを上げて、リベンジマッチに臨みたい。
白(後手)番の向井は予選からスタート。巻畑多栄子四段、加藤啓子六段、謝依旻七段、徐文燕二段に勝って本戦入りした。本戦も高雄茉莉二段を下し、初の4強入りを果たした。20日同所での準決勝では、今年2月に史上最年少タイトルホルダーとなった仲邑菫女流棋聖も倒した。
2008年(平20)には女流棋聖戦、10~12年は女流名人戦、10・11・13年と女流本因坊戦でそれぞれ挑戦者となり、13年には女流本因坊を獲得している。常に挑戦権争いを演じる実力者が、ここで初めて勝ち上がってきた。豪腕が持ち味で、打ち回しに注目だ。
対局は、持ち時間各2時間。21日夕方には決着し、挑戦者が決定する見込み。

