【ロッテ山口航輝】なぜ振らなかったのか 覚醒の気配は本塁打の1球前に

8年目のロッテ山口航輝外野手(25)が覚醒の気配を漂わせています。7月26日のオリックス戦(京セラドーム大阪)。初回1死の第1打席、左翼への今季17号先制ソロを放ちました。この1発でキャリアハイを更新。チームの今季京セラドーム初勝利にも貢献しました。好調の要因とは。その一端に迫りました。

プロ野球

★山口選手が語った主な内容

  • 練習開始1時間以上前から1人グラウンドへ その理由
  • 地元大阪で「一番調子が悪い」中でも打てた背景
  • 家のことや神社参り 好調を支えるプライベートの変化

◆山口航輝(やまぐち・こうき)2000年(平12)8月18日、大阪市生まれ。明桜(現ノースアジア大明桜)では2年夏の甲子園出場。3年夏の秋田県大会ではライバルの吉田輝星(現オリックス)を擁する金足農との決勝に敗れた。18年ドラフト4位でロッテ入団。21年3月26日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)で公式戦初出場。22年に16本塁打。23年は14本塁打。昨季まで通算381試合、278安打、打率2割2分8厘、48本塁打、171打点。183センチ、100キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸3000万円。

オリックス対ロッテ 決勝本塁打の山口航輝はヒーローインタビュー後記念写真に納まる(撮影・西尾就之)=2026年7月26日

オリックス対ロッテ 決勝本塁打の山口航輝はヒーローインタビュー後記念写真に納まる(撮影・西尾就之)=2026年7月26日

全体練習の1時間前

大阪遠征初日の24日の試合前。チームの全体練習が始まる1時間以上前にもかかわらず、山口は1人グラウンドにいた。

山口みんなはブルペンでストレッチしていますし、自分は広い方がいいので。

オリックスの選手の打撃練習を横目に見ながら、約20分間のストレッチ。黙々と体をほぐした。

山口今年はマリンとか(での試合)でも早めに行って、ポール間を松川と走ったりしているので、そういう準備もちゃんとできていると思うし。メンタル的な部分も整えていけているのかな。

当たり前のことを当たり前に。入念な準備が好結果につながっている。

「イメージ通り打てました」地元でキャリアハイ

その3時間後。ロマンあふれる一撃を放った。

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2001年12月生まれ。千葉県千葉市出身。10年に地元球団のロッテが日本一になった瞬間をテレビで見たことがきっかけで、野球の面白さを知る。高校時代は、土日休みだった硬式テニス部に入部し、週末になると野球観戦に出かける日々を過ごしていた。
武蔵大社会学部メディア社会学科を経て、2024年4月に入社。夏の高校野球取材では東東京地区を担当。東東京代表の関東第一が甲子園でも決勝まで勝ち上がり(結果は準優勝)、胸が熱くなった。同年10月から野球部配属となり、遊軍として各球場を転々とした。
25年1月から巨人担当。趣味はドラマ鑑賞、神社仏閣巡りなど。好きな食べ物はラーメン(特に家系)。