バンダイ(本社・東京都台東区)は15日から、運動用スマートシューズ「DIGICALIZED(デジカライズ)」を全国のイオン系シューズ販売店で売り始める。その新商品発表会が6日、都内で行われた。

3タイプある通常モデル(全8種)は4950円、2タイプある高性能モデル(全2種)は5390円。重さはともに約240グラム。対象年齢は6歳以上で、モデルにより19~25センチまである。これに専用のセンサーユニット(重さ9グラム、3300円=いずれも税込み)を右足に装着する。センサーと専用アプリを連動させて、ダンスバトルをしたり、「だるまさんがころんだ」「大縄跳び」などのミニゲームも楽しめる。

デジカライズはゲームアプリを活用し、楽しく運動を継続してもらうことを目指して開発された。2018年(平30)12月に同社から発売され、累計75万足を販売した日本初の小学生向けスマートシューズ「UNLIMITIV(アンリミティブ)」をバージョンアップさせた。

スポーツ庁によると、19年度以降の小、中学生男女の体力合計点は低下し続けている。22年度は過去最低となった。その一方で、肥満性は小学生の男女ともに増加しているという。コロナ禍で生活環境が変わり、外で遊ぶ機会が制限されたのも大きな要因だ。

そこで今回は各分野の専門家の協力も得て企画、開発された。バンダイでは、「行動制限もなくなったし、楽しみながら運動の習慣を身につけてもらい、体を動かしてほしい」と期待している。