自民党の女性局長を務める松川るい参院議員(52)が党女性局のメンバーとともに海外研修でフランスを訪れた際の様子を、エッフェル塔の前やリュクサンブール宮殿内で撮影した写真とともにSNS上にアップして「観光旅行ではないのか」などと炎上している問題で、ともに研修に参加した今井絵理子参院議員(39)が31日までに、自身のツイッター(X)に見解を投稿した。

今井氏は「海外研修に対して、『公金を使って無駄だ』という指摘もありますが、無駄な外遊ではありません。旅費についても党の活動ですから党からの支出と、参加者の相応の自己負担によって賄われています」と主張。先日ベトナムを訪問した際、息子のプロレスラー今井礼夢の試合を現地で観戦したことをSNSで報告し、一部で批判の声が出たことを念頭に「先のベトナム訪問についていえば税金を原資としたお金は1円も支出していません」とも主張した。

別の投稿では、フランスの女性議員とのツーショット写真とともに「政治における女性参画について意見交換。国会議員の仕事で重要なものの一つが『外交』です。以前、こんな言葉を聞きました」と記し、「『内政の失敗は内閣を滅ぼすが、外交の失敗は一国を滅ぼす』外交も人間関係の構築から始まります。だから私は度々、他国の人々と交流のためにその地を訪れます」と、海外訪問の意義を訴えた。

今井氏はフランス研修に出発する前日の7月23日に「明日から自民党女性局の海外研修inフランス。私は初のフランス」と、投稿。到着後も、フランスの空港や移動中のバスの写真とみられる写真のほか、現地での研修の様子などの写真を投稿していた。

今井氏の主張に対し、ネット上には「無駄だったかどうかを判断するのは有権者」「党から支出されているお金はもともとは税金です」など、厳しい声も相次いでいる。