中古車販売大手ビッグモーター(東京)の店舗周辺の街路樹が不自然に枯れるなどしている問題を受けて、東京都は4日、世田谷区の「環八世田谷店」周辺で土壌調査を行った。
この日は植え込みの5地点で、作業員がスコップを使って土を約20センチ堀り取った。今後、市販の除草剤の成分が含まれていないかなどを、民間の専門機関に委託して調べるという。同店近くの植え込みにあるオオムラサキツツジの葉は、店舗から遠い地点では枯れがあまり目立たないが、店舗周辺のツツジの葉は多くが枯れているのが確認された。また高木のモミジバフウも、店舗周辺の植え込みでは一部の葉が枯れるなどしていた。
都は、付近に街路樹がある都内の14店舗のうち8店舗で、樹木の枯れなどがあることを目視で確認している。近く、残り13カ所でも土壌調査を行い、8月中に結果を公表する。小池百合子知事は、除草剤成分が検出された場合は警察に被害届を出し、行為者が特定されれば損害賠償を求める考えを示している。
同社は先月28日、樹木の不自然な枯れなどについて、過去に使用した除草剤の影響の可能性が高いとしてホームページで謝罪している。
店舗周辺の植え込みなどでの土壌調査は、全国の自治体で行われている。群馬県太田市では、太田店前の街路樹が枯死した問題をめぐり、同社が3日、除草剤をまいたことを認める連絡を県に行った。県側は、枯れた街路樹の撤去にかかった費用や原状回復を求める方針だ。【中山知子】

