将棋の第71期王座戦5番勝負に初挑戦し、永瀬拓矢王座(31)を3勝1敗で下してタイトルを奪取するとともに、将棋界8大タイトル全制覇を果たした藤井聡太王座(竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=21)のトークイベント「史上初八冠達成、将棋・藤井聡太新王座が自戦解説」が都内で行われた。

2部構成の前半は、山口恵梨子女流二段(32)とトークショー。対局ですっかりおなじみの「初手お茶」について、藤井は「おそらく棋士になってからの習慣だと思います」と語った。プロ棋士の対局は1分未満で指せば、時間が切り捨てになる。「1分を有効にと思いまして。強い意志を持ってやっていたわけじゃなく、だんだん定着していった」と解説した。