元テレビ朝日社員の玉川徹氏は16日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜)に出演し、花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)が進学を決めた米スタンフォード大について「まあ(普通は)行けませんよ」とその難関さを指摘した。

「プロ野球選手はハイリスク、ハイリターン。当たればでかいが、そうじゃなかったらなんでもなくなる。そういう意味で(佐々木が)勉強も、とずっと言っていたということは、そういうこと含めてだろうと思うが、スタンフォードなんて、まあ、行けませんよ。(日本の難関校)灘や開成の勉強ができる子でも、入れない。勉強ということより、この人はどれくらいリーダーシップをとれる人間になるかを見られるらしい」と指摘。番組では、日本の高校から直接入学する学生は年に数人しかいないことも紹介された。

一方、玉川氏は「僕(スタンフォードに)行ったことがあるんですよ」と、意外な告白。すぐに「30年前に、高校の同級生がシリコンバレーで会社の副社長をやっていて遊びに行った時、スタンフォードに行ってみようよと連れて行ってもらった」と種明かししたが、番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一に「行ったって、(ただ)訪れたということですね」とツッコまれると「当たり前です」と苦笑しながら反応した。

2024年の世界大学ランキングで、スタンフォード大は英オックスフォード大に次ぐ2位で、自身の出身校京大は55位であることに触れ「55位と2位ですから。スタンフォードショッピングセンターというところで絵を買ってきたくらいの思い出」と語ると、「紛らわしい」「冷やかしに行った」と、さらにツッコまれた。

それでも玉川氏は「(スタンフォード大がある場所は)シリコンバレーの中心なので、ハイテク分野はここがトップ。ハイテク分野はスタンフォードということらしい」と、豆知識を披露。「スタンフォードは私学なので、私学だとある程度(学生を)選ぶ基準が多彩になる」と、佐々木の進学が決まった背景についても推測した。

【イラスト】24年世界大学ランキング