元大阪市長、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)が、19日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」にゲスト出演。「飯塚事件」2度目の再審請求をめぐり、死刑制度の是非について言及した。

飯塚事件とは、92年に小学1年の女児2人が殺害された事件。久間三千年元死刑囚の死刑が06年に確定し、08年に執行された。元死刑囚の遺族が執行後に再審請求をしたが棄却され、2度目の再審請求に至っている。

番組では、この問題を取り上げ、ジャーナリストの須田慎一郎氏が「確定から執行まで(約)2年というのが早すぎる。通常なら7年とか8年」などと意見をあげ、状況証拠めぐる議論が続いた。

その流れから、橋下氏が「裁判の中身、ここで議論しても意味がない。こういう議論、(元死刑囚は)亡くなられてるから、今やっても無意味になってしまう」と指摘。その上で「もともと、僕は死刑は賛成なんです。ただ、状況証拠だけでこうなってしまうと、やっぱり死刑執行しちゃいけないとも…」と続けた。

死刑執行後、真犯人が判明するなどし、死刑制度を廃止した他国の例をあげた上で、なおも「それでも僕は原則、死刑は賛成です。白昼堂々とか、衆人環視の中での犯行とか、それは(死刑執行も)ありだと思います」と続けたが、「でも、こういう形で、いろいろ議論があるものについては、最高刑を無期懲役にするとか」。

死刑制度そのものには賛成だが、犯行時の状態によって、取り入れるか検討すべきだとの考えを示し、主張していた。