山梨県富士河口湖町がコンビニ「ローソン河口湖駅前店」の前に設置した黒幕に、10カ所前後の穴が開いていることが28日、分かった。
この黒幕は、同店の屋根越しに見える富士山の撮影などのため外国人観光客らが殺到するなどし、近隣住民の生活に影響が出たり交通の危険が発生したことから張られていた。
黒幕は高さ約2.5メートル、幅約20メートルとされ、富士河口湖町によると黒幕は21日午前11時ごろ設置が完了。現場には午前10時から午後4時まで、道路のななめ横断と観光客らの滞留の防止を目的として警備員を配置しているという。警備員が現場保全をしている時間帯は何も起こらないが、いない時間帯に黒幕に穴が開けられたとみられている。
同町によると、初めて黒幕の穴を確認したのは22日午後6時すぎ。警察に近隣住民から「黒幕に穴を開けている人がいる」との通報があった。現場に警察官が駆けつけると、外国人が指で穴を開けて携帯電話で写真を撮影していたという。警察官は外国人を近くの交番まで連れていき、画像拡散していないことなどを確認し、画像の消去を目の前でさせて、黒幕に穴をあける行為が犯罪になることを伝え、この時は注意するだけにとどまったという。
町に対し、警察からは、黒幕に危害が加えられ、外国人には注意したことなどが伝えられた。町の担当者は、その後現場に駆けつけ、黒幕に3カ所の穴が開けられていることを確認し、修繕した。
黒幕は農業用の遮光幕で、指などで簡単に穴が開く素材という。町では「警備員が現場にいる間は何も起こっていないが、警備員が配置されていない間に穴が開けられているようだ」と話した。28日午後1時時点で10カ所前後の穴が開けられたことが確認されているという。
町では、黒幕を傷つけられないように、富士山を撮影できる他の場所について、QRコードで案内できる紙を張るなどの対処をする予定という。

