藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋聖・棋王・王将=22)に永瀬拓矢九段(32)が挑む将棋の伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦7番勝負第2局が15、16の両日、有馬温泉(神戸市北区)の老舗旅館「中の坊瑞苑」で行われた。先手の藤井が永瀬を下し、開幕2連勝で6連覇へ前進した。第3局は29、30日に北海道・新千歳空港「ポルトムインターナショナル北海道」で行われる。

藤井の先勝を受けての第2局。互いの角を交換して戦型は角換わりになった。永瀬が角を捕獲する研究手をぶつけると、藤井は長考しながらも、受けて立った。深い読みで優勢を築いた藤井が際どい攻め合いを制した。

「形勢判断ができない局面が多く、難しい将棋だった」と振り返った。豊臣秀吉も愛した日本三古泉のひとつ、有馬温泉対局は、これで6戦6勝。“名湯効果”はバツグンだ。19日の誕生日を前に、22歳ラスト対局を白星で飾った。通算タイトル獲得数で歴代4位となる31期獲得まで、あと2勝に迫った。勝負の舞台は空港対局へと移る。「しっかりと準備したい」。上昇気流に乗った若き王者がイッキに6連覇に王手をかける。【松浦隆司】