林芳正官房長官は7日午前の会見で、6日に広島市の平和記念公園で営まれた平和記念式典に出席した石破茂首相が、式典中に「居眠り」をしていたとする動画がSNS上で拡散されていることについて、事実関係を問われ「ご指摘のような事実はない」と、疑惑を否定した。
今回の疑惑は、式典の中継映像の一部を切り取った動画が拡散されたことで表面化。この動画では、石破首相が一時的に数秒間程度、目を閉じているように見える様子が映っている。首相はすぐに目を開け、顔も上げていたが、SNSでは批判的な指摘が相次いでいる。
林氏は「式典での総理の様子につきまして詳細は把握していないが、ご指摘のような事実はないという風に承知している」と述べ、居眠りはしていないと否定した。石破首相について「(原爆の)被爆80年が経過し、実際に戦争や被爆を経験された方が減る中にあって、戦争の悲惨さ、原子爆弾の被害の過酷さをけして風化させることなく、記憶として継承していかないといけないという強い思いを、(式典で)新たにされたと承知している」と強調。健康問題に問題があるのかという問いにも、「健康問題に何ら問題はないと承知している」と、強調した。
石破首相をめぐっては、昨年11月に衆院本会議で行われた首相指名選挙の途中でも、目を閉じて居眠りしているように見える場面があるとして、今回と同様に動画がSNSなどで拡散された。この時、林氏は、首相が風邪気味で、風邪薬を服用していたとしていた。
一方、参院選大敗を受けて7月28日に行われた自民党の両院議員懇談会の場でも、一部出席議員がYouTube配信の中で、石破首相が「寝ていた」という指摘をしていた。

