元財務官僚で信州大特任教授の山口真由氏は8日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。7日に電撃的に辞任を表明した石破茂首相が、職を辞す判断をした理由として挙げたトランプ関税交渉の1つの区切りについて「いや、うそだろって」「つじつま合わせだなという感じがしました」と指摘した。
石破首相は会見で「日米関税交渉に1つの区切りがついた今こそが、しかるべきタイミングであると考え、後進に道を譲る決断をした」と述べ、2日の両院議員総会で、退任決断の時期を「しかるべき時」と述べたことと重ね合わせて、説明した。
山口氏は石破首相の会見について「私が思ったのは、石破総理にとっては、まだ自分のプライドを残したまま辞められる最後の機会だったのだろうと思う」と、総裁選前倒しの結論が出る直前の辞任となったことを念頭に言及。「しかるべき時イコール、関税交渉に1つの区切りがついたという体裁にしていますが、いや、うそだろ?っていう…」と述べた。
「しかるべき時として、(9月2日の)両院議員総会で挙げたのが、賃上げとか農政とか防衛力とか、相当長期(かかる課題)のことを挙げていて、これは(当面)続投するつもりだなと思っていたので、しかるべきときイコール関税交渉というのは、なんとかつじつま合わせたなという感じがした」とも述べた。
その上で「もちろん最終的には、石破さんは詰んで、しょうがなく辞めたんだろうという気がします。(総裁選前倒しが実現するかの)票読みで、どう頑張っても(前倒しに必要な)過半数にいっちゃうよねとなったので」と、最後は追い込まれて辞任せざるを得なかったのではないかとの見立てを口にした。

