5連覇を目指す藤井聡太竜王(竜王・名人・王位・王座・棋聖・棋王・王将=23)が昨年に続いて佐々木勇気八段(31)の挑戦を受ける、将棋の第38期竜王戦7番勝負第1局が3日午前9時からの2日制で東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」で開幕した。先手後手を決める振り駒は歩が3枚出て、藤井が先手、佐々木が後手となった。

藤井は9月30日に王座戦5番勝負第3局(名古屋市)を落としている。同学年の伊藤匠叡王の挑戦を受ける王座戦は、開幕局(同月4日、シンガポール)こそ制したが、第2局(同18日、神戸市)に続いて連敗とかど番に立たされている。そんなかけ持ちで竜王戦の開幕を迎えた。

対局感覚が詰まった方がいいタイプとはいえ、頂上対決の重要な対局が続くうえに移動もある。体調維持が鍵となる。

現在、タイトル獲得通算31期(竜王4、名人3、叡王3、王位6、王座2、棋聖6、棋王3、王将4)で、渡辺明九段に並んで将棋界第4位タイ。トップの羽生善治九段の99期、2位故大山康晴15世名人80期、3位中原誠16世名人64期に比べれば半分以下だが、王座か竜王のどちらかを防衛すれば、単独4位に躍り出る。