俳優石原良純は20日、月曜コメンテーターを務める同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。日本維新の会が自民との連立政権を見すえて調整していることをめぐり、かつての維新の代表で、東京都知事などを務めた父の石原慎太郎さんが抱いていた「秘策」と重なるとの認識を示した。

維新は16日から自民との政策協議を行い、大筋で合意、20日に正式に連立政権入りで合意する見通しだ。番組ではこれまでの維新の動きや、連立入りの「絶対条件」に、議員定数削減を唐突に持ち出した背景やその影響、今後の展望などについて恒例のパネルコーナーで特集した。

レギュラーコメンテーターを務める元テレビ朝日社員の玉川徹氏が、吉村氏に直接電話して真意を聴いたことに触れ、「先週半ばくらいに話を聴いた時、連立に入っていくと、維新はもしかしてこの後、消えていくんじゃないの? と言ったら、そのリスクは確かにあります、と言っていた」「そもそも維新は何をやるための政党か聴いたら、都市機構改革のための政党だと。その中で副首都構想が出てきている」などの話を紹介した。

その後にコメントを求められた良純は「すごい古い話ですが、うちの父、石原慎太郎は、維新の代表だった時期がある」と切り出し、「結局(慎太郎さんが)何をしたかったのかというと、次の衆院選の中で、自民が後退したときに、自・維連立を組んで、その中でキャスチングボートを持てるのではないか、という思い、読みがあった」と明かした。

慎太郎さんは2012年10月に、当時務めていた都知事辞任を電撃表明し「太陽の党」共同代表に就任。その後、維新に合流する形で代表に就任し、直後の衆院選で17年ぶりに国政復帰した。維新はこの時の衆院選で54議席を獲得し、第3党に躍進したが、圧勝したのは自民で政権を民主党から奪い返した。石原氏は翌2013年1月、それまで代表代行だった橋下徹氏とともに、維新の共同代表に就任した。

良純は当時を振り返り、「その時は自民が勝って、維新が出る幕はなかった」と、慎太郎さんの青写真は実現しなかったとした上で「でも、やりたいことをやるためには、相手の中に潜り込んででもやる、その地位に就ければ(党の政策が)できるのではないかというのは、石原慎太郎と橋下徹さんでやっていたが、その時もそういう感覚だった」と述べた。

今回の維新の連立入りについて「それ(慎太郎さんの動き)に近いのかな」とも、口にした。