立憲民主党の安住淳幹事長が19日放送のBS-TBS「報道1930」(月~金曜午後7時半)に生出演。高市早苗首相の台湾有事をめぐる発言で日中関係が悪化していることについて持論を述べた。

番組では、高市首相の「台湾有事は存立危機事態になり得る」との発言を受け、中国政府が日本産水産物の輸入を停止すると伝えてきたことを報道。また、中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事がXで「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない」と投稿したことや、中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけたことも紹介。香港紙が、香港から日本への航空便の32%にあたる約49万件のキャンセルが出ていると報じたことも伝えた。

安住氏は日中関係の悪化について「とても残念だと思っています」と切り出すと「政治の中では激しいやりとりはいろいろ、これまでもありました。私どもが政権を取っている時も、尖閣の問題で、時の中国政府とはかなり激しくやりましたけど、しかし実際、経済はお互いウィンウィンでやっていきましょう、という政経分離の原則というんですかね。これをちゃんとやっていかないと、お互いの国にとってメリットがないので、できるだけ早い段階で関係改善を図って。少なくとも、政治の世界はいろいろ問題があるにしても、経済的にはお互いにきちんと付き合っていく、というのは、早期にそういう関係にしていきたいと思っていますね」と述べた。

司会の松原耕二氏から「落としどころ」について問われると、安住氏は「外交当局で冷静な話をちゃんとした上で、観光とか食の問題とか、お互い輸入輸出で必要としていることはかなりあります。日本だって西日本中心に中国の観光客の皆さんが大勢を占めているんですね」と指摘。「紅葉のシーズンですけどね、冬にかけて、これが本当に来なくなった時の観光産業への打撃は計り知れませんからね。そういう点では、憎悪の気持ちをかきたてるんじゃなくてクールに。そして、政治の世界は多少ホットであってもいいんだけど、経済の分野だけは、あと文化とか芸術は、長い歴史の中でいう両国の関係はそんなに浅いものではないので、私はそこからきちんと再開していく、ということをやっていきたいと思いますね」と述べた。