栃木県上三川町の住宅で、富山英子さん(69)が殺害され長男と次男が負傷した強盗殺人事件の遺族が22日、県警を通じてコメントを発表した。「妻が殺され息子たちも重傷を負いました。家族を守ろうとした愛犬も殺されました。穏やかに過ごしていた私ども家族は、今、どん底にいます」とつづった。

容疑者6人の逮捕に関しては「身勝手な理由で、何の落ち度もない妻や愛犬を惨殺した」として「許すことは絶対にありません。同じような苦しみを味わってほしい」と心境を明かした。

また、実行役として逮捕された少年4人のうち3人が、それぞれ別の箇所から住宅に侵入したとみられることが、捜査関係者への取材で分かった。もう1人は見張り役だった可能性がある。下野署捜査本部は、少年らが役割を分担していたとみて、足跡や防犯カメラなどから事件時の詳しい状況を調べる。

捜査関係者によると、少年らの一部は調べに対し、後悔や反省の弁を述べ「普通のバイトだと思っていた」と話す者もいる。指示役とされる竹前海斗容疑者(28)が韓国を経由して逃亡しようとしていたことも判明。羽田空港から出国する数十分前、国際線ターミナルで確保された。

捜査本部によると、いずれも16歳で神奈川県の高校生4人は、竹前夫婦から借りた白い外車で現場に向かった。事件直前に夫婦と合流して役割分担などを打ち合わせ、事件中は夫婦とリアルタイムで通話し指示を受けたとみられる。(共同)