高市早苗首相(64)は18日深夜、第2次高市内閣発足を受けて官邸で記者会見し、「本日より『高市内閣2・0』の始動です」と宣言した。衆院解散総選挙に踏み切ったことで年度内成立が困難視されている2026年度予算案と関連法案の3月末までの成立を目指す考えを示したほか、飲食料品の2年に限った消費税率ゼロや、憲法改正の実現などに強い意欲を示した。

高市首相は発言冒頭、「第105代内閣総理大臣として引き続き重責を担うことになりました」と述べ、昨年10月21日に行われた首相指名選挙と、今回の違いに言及。「120日前の首班指名選挙では237票で、過半数をわずかに4票上回るだけの薄氷を踏む思いでの政権発足でしたが、今回は350票を上回る安定した基盤の中での首班指名をいただきました」と、衆院選で自民党が単独で3分の2を超える議席を得た環境の中で、18日に行われた衆参両院での首相指名選挙で首相に選出されたことに触れた。

また、前月19日の会見で「高市早苗が総理でいいのか、主権者たる国民のみなさまに決めていただくしかないと考えた」として、「自分か、自分以外か」を争点に衆院選を戦ったことを念頭に、「70年あまりの自民党の歴史の中で最も多い議席数で高市政権を信任してくださった国民のみなさまに厚く厚く御礼申し上げます。その信任に、しっかりお応えしていく決意です」とも述べた。

その上で、「責任の重さを胸に刻み、さまざまなお声に耳を傾けながら、謙虚に、しかし大胆に政権運営に当たりたい」と語った。

高市首相は18日の衆院本会議での首相指名選挙で354票を獲得し、第105代首相に選出された。一方、参議院では少数与党のため、1回目の投票では過半数に1票足りず、中道改革連合の小川淳也代表との決選投票の末に選ばれた。