バレーボール元日本代表の斎藤信治さん(45)が3月26日、東京・青山ウイメンズプラザホールで行われた東京都理容生活衛生同業組合教育部による外部講師研修会で講演を行った。教育部は認定を受けた理容店経営者140人が在籍し、理容店スタッフ向けの研修会を開催し、技術指導を行っている。

外部講師研修会は、著名人を講師に招き、理容店業界の活性化に役立てる年1回の企画。今年は、東京オリンピック・パラリンピックを来年に控え、男子バレーボール元日本代表で北京オリンピックに出場した斎藤さんが、バレーボールと理容をテーマに講演した。

日体大進学後に本格的にバレーボールを始めた斎藤さんは「『練習はうそをつかない』という言葉は、理容もバレーボールも共通するのではないか」と、猛練習でオリンピックの切符をつかんだ苦労話を交えながら語った。斎藤さんのカットを行ったことがある根本幹さん(50)は「ノブコフ(斎藤さんの愛称)は背が高いので、座った椅子を1番低くしても、はさみが届かなくて大変でした」と笑いながら思い出を振り返った。