山梨市川シニア(西東京支部・山梨ブロック)

「この冬の間に、バッテリーの呼吸が合い安定してきた。『失点を少なくして勝つ』を目標としているチームなので、心強いです」

一ノ瀬弘樹監督は2年8人、1年7人という現状を冷静に分析して守り勝つ野球を目指す。主将でエースの森塚俊太(3番)は左の上手投げ。球速はそれほどでもないが、低めに集める制球力と、打者のタイミングをうまく外した組み立てが得意。相棒の正捕手を務めるのは長田優斗(5番)。180センチ超という高校生級の体形と強肩が武器。左投手のフォームを盗まれても、盗塁を阻止する力がある。

「この2人が攻撃面でも主軸。クリーンアップの残り1枠は外野手の一ノ瀬翔太が4番に入ります。また、1番を打つ1年の山下幸太郎は左打者で足も速くミートがうまい。出塁率も高くてガッツがあるところに注目してください」と同監督。

課題である攻撃力の底上げが少しでもできればと、今は体力強化のための走り込みに重点を置く。

「大きな目標を立てるより、1戦1戦を全力で戦うことが大事。新戦力にも期待しています。これから入団する選手にだって、もちろんレギュラーのチャンスはありますよ」(同)。