昨夏の高校野球、激戦区神奈川で“事件”が起きた。県立進学校の相模原が、準々決勝で強豪・横浜高校を撃破した。5点を追う7回に打者10人の猛攻で追い付き、8回に1点勝ち越されるも、直後に3点奪い逆転。同校初の夏の4強進出を果たした。

指揮を執るのは佐相眞澄監督。2012年に同校に赴任し、14年夏にベスト8、同年秋はベスト4、15年春に準優勝を遂げる。18年は夏の準々決勝で、東海大相模に9回までリードしながらサヨナラ負けを喫するドラマを演じた。

指導のモットーは「強豪私学に勝つには打ち勝つしかない」。8点取られても、9点取る!

スポーツ推薦のない進学校で、平日練習は2時間半。限られた環境下で、いかに効率良く練習ができるかがカギ。課題を理解した上で、正しい努力をすることが大事と説く。そのために伝え続けているのが「骨(コツ)」の重要性だ。

“束の力”で大きな成果を生む同監督の指導論を網羅した「打撃伝道師」が、カンゼンから25日に新発売される。四六判240ページで1600円(税抜き)を、読者5人にプレゼントする。希望者ははがきで〒101・0021千代田区外神田2の7の1開花ビル 株式会社カンゼン「日刊スポーツ・プレゼント係」まで。3月4日必着。