シルバーステート初年度産駒で6番人気の関西馬セイウンハーデス(牡、橋口)がダービー最終切符を勝ち取った。鞍上は幸騎手で勝ちタイムは1分59秒0。

好位追走から直線で抜け出し、後続の猛追を振り切った。道中最後方待機から大外を猛然と追い込んだキングズパレスが半馬身差2着に入り、マイネルクリソーラが3着。1番人気ドーブネは4着に敗れた。

セイウンハーデスにデビュー戦から騎乗している幸騎手は「ゴール前は外から内から迫ってきていたのでけっこう必死に追っていました。ゲートが速すぎて2、3番手にいってしまうかなと思いましたけど、3コーナーくらいでは前に馬を置いて、次のためにもいいレースができたと思います。折り合いもつきますし、距離適性はあると思いますし、まだ伸びても大丈夫かなと思います」と汗をぬぐった。

日刊スポーツの当日紙面ではセイウンハーデスを所有する西山茂行オーナーが自身のコラム「西山茂行の言わせてもらう」で幸騎手継続騎乗の事情を明かし、「1週前の追い切りは超素晴らしかったとの報告を受けた。調教時計だけでは見えない充実ぶりだそうで。一戦ごとに上積みがある。勝ってダービーへ」と執筆。会心の勝利となった。

馬連(4)(8)1万1520円、馬単(8)(4)2万550円、3連複(4)(8)(9)30万5910円、3連単(8)(4)(9)140万950円。

(注=成績、払戻金などは、必ず主催者発表のものと照合してください)