17日から短期免許で来日しているバウルジャン・ムルザバエフ騎手(30=カザフスタン)が、ゴールドシップ産駒の6番人気ルーパステソーロ(牡4、加藤士)を1着に導き、JRA初勝利を挙げた。

2コーナーで外から先頭に立ち、直線入り口で後続を突き放すと、2着バイスに2馬身差をつける完勝だった。勝ち時計は2分3秒1。

ムルザバエフ騎手は「すごくうれしいです。JRAとオーナーに感謝したいです。日本の競馬のレベルが高いと認識していますし、そんな中で乗れることに感謝しています」と笑顔で話した。

16年にドイツの騎手免許を取得し、19年から3年連続でリーディングを獲得。今年も現在トップの96勝を挙げている名手だ。また、今年のジャパンCではテュネスとともに来日して9着だった。短期免許の期間は30日までとなっている。