イクイノックス(牡3、木村)が制し、天皇賞・秋に続くG1連勝を果たした。

イクイノックスを生産したノーザンファームの吉田勝己代表は圧勝劇に興奮を隠せなかった。「最高、最高。すごい強かったですね。来年はもっと広い世界でレースする姿を見てみたいです」。

キタサンブラックの初年度産駒として、天皇賞・秋、有馬記念でともに父子制覇の偉業を達成した。視線の先に見えるのは、中東や欧州、米国、香港などのビッグレース。父は海外遠征を行わなかったが、その夢の実現を来年、息子が果たすことになるかもしれない。

また、中島文彦ゼネラルマネジャーは「シャトーブランシュの子は、全体的なスピードもあって、体の伸びがある馬が多いです。いま受胎しているのがキタサンブラックの子。3月15日に受胎して2月15日に出産予定。全きょうだいですからね。楽しみです」と話した。夢はさらに、広がっていく。

◆ノーザンファーム生産馬 18年ブラストワンピース、19年リスグラシュー、20年クロノジェネシス、21年エフフォーリアに続く5連覇。通算8勝目。JRA・G1は阪神JF(リバティアイランド)以来の今年11勝目、通算184勝目(他にJ・G13勝)。同重賞は今年40勝目、通算760勝目