22年の地方競馬で活躍した人馬を表彰する「NARグランプリ2022」が16日、東京都内で行われた。表彰式が開催されるのは3年ぶり。年度代表馬に選出されたイグナイター(牡4、園田・新子)をはじめ、各部門の成績優秀馬と関係者が表彰された。

イグナイターは22年、高知・黒船賞、名古屋・かきつばた記念(いずれもJpn3)などを制覇。部門別で4歳最優秀牡馬と最優秀短距離馬に選出され、年度代表馬に輝いた。表彰式に先駆けて行われた記者会見で、新子雅司師(44)は「ずっと取りたかった賞なので、うれしく思います。(今年の大目標は)南部杯なのか、JBCスプリントなのか、どちらか決めて取りにいきたい」とプランを明かした。次走は14日の高知・黒船賞。

3歳最優秀牝馬で、19日のフェブラリーSに出走するスピーディキック(浦和・藤原)は、藤原智行師(46)が会見に応じ、「コンディションを整えながら使って、馬もそれに応えてくれた。フェブラリーSへの出走は、東京シンデレラマイル(1着)の結果を受け、使いたいと思っていた。今回は今までより、馬を鍛える調教をしてきた。いい競馬ができるんじゃないかと期待しています」と話した。