1番人気グロリアムンディが9馬身差の圧勝劇を演じ、初の重賞タイトルを獲得した。川田将雅騎手(37)は前日の黒船賞に続くダートグレード競走制覇で、ダイオライト記念は3勝目。大久保龍志調教師(57)は2勝目となった。

道中は縦長になった隊列の6~7番手。2週目3角で内からするする進出すると、直線の入り口で先頭に躍り出た。そこからは独壇場。初となる地方のコースで強さを見せつけた。これが初コンビの川田騎手は「スムーズに競馬してくれたと思います。何よりここ数戦、この馬らしい走りができていない中、久しぶりにこの馬らしい走りをお見せすることができたのが一番よかったです」と振り返った。大久保龍師は「前に来た時と馬場の質が変わっていたけど、ムンディに合うなと。ダートでこれだけの勝ち方をしてくれたので、大きいところを目指していきたい。距離は長いほどよさそうなので、そういうところを狙いながらですね」と今後に期待を込めた。【渡辺嘉朗】