上半期のグランプリ宝塚記念(G1、芝2200メートル、25日=阪神)に向けて7日、昨年のジャパンCを制したヴェラアズール(牡6、渡辺)が2週前追い切りで抜群の動きを見せた。

栗東Cウッドコースで僚馬2頭を5秒以上追走し、外パトリオットラン(古馬2勝クラス)に2馬身先着、中ピエナパイロ(3歳未勝利)と併入。6ハロン78秒6-11秒7の猛時計で、自己ベストをマークした。自らまたがった渡辺師は「少し時計は速くなりましたが、順調です」とうなずいた。

初の海外遠征となった前走のドバイワールドCは13着。「体調は良かったが、コースやダートがかみ合わなかった。逆に言えばそんなに走っていないですし、大きな反動はないですね」と、帰国初戦で巻き返しを狙う。