フランスから参戦したビッグロック(牡3、C・ヘッド、父ロックオブジブラルタル)が逃げ切り、G1初制覇を果たした。鞍上はA・ルメートルで勝ちタイムは1分44秒58(重)。G3連勝で挑んだ6月の仏ダービーは凱旋門賞馬エースインパクトの2着。ジャックルマロワ賞、ムーランドロンシャン賞とG1で3戦連続2着となっていたが、この日はレース中盤から後続を突き放す一人旅。2着のファクトゥールシュヴァルに6馬身差をつける圧勝だった。

1番人気に推されていたアイルランドのパディントン(牡3、A・オブライエン、父シユーニ)とライアン・ムーア騎手はまさかの9着惨敗。愛2000ギニー、セントジェームズパレスS、エクリプスS、サセックスSでG1・4連勝後、英インターナショナルS3着に続く連敗となった。スタート直後に折り合いを欠いたシーンもあり、今後は米国のBCマイル(G1、芝1600メートル、11月4日=サンタアニタパーク)へ遠征するのか注目される。

愛1000ギニー、コロネーションS、メイトロンSでG1・3連勝中だったタヒーラ(牝3、D・ウェルド、父シユーニ)は3着。愛チャンピオンS3着から挑んだナシュワ(牝4、J&T・ゴスデン、父フランケル)は6着。英2000ギニー覇者シャルディーンは10着に敗れた。