黒沢愛斗騎手(36)騎乗の10番人気モズミギカタアガリ(米川)が直線差し切り、DG競走で重賞を初制覇した。北海道勢の勝利は21年のスピーディキック以来、2年ぶり13度目となった。

ライトヴェールが逃げる展開を後方待機。3コーナーすぎからポジションを上げ、直線では外から末脚を全開させた。勝ち時計は1分13秒1。

黒沢騎手は12年8月30日にハニーパイでリリーカップを勝って以来、約11年2カ月ぶりに重賞タイトルを手にした。「うれしいです」と喜び、レースについては「本当は中団くらいで競馬がしたかったんですけど、思ったよりみんな速くて。けっこう後ろからの競馬になったんですけど、前走、長いところ(1700メートルで2着)でもいい脚使ってくれたんで、仕掛けどころだけ失敗しなければと思って乗っていました。思った通り乗れてよかったです」と振り返った。

2着に1番人気スティールマジック、3着に4番人気モノノフブラックが入り、北海道勢が上位を独占した。

馬連(12)(13)4020円、馬単(12)(13)1万4680円、3連複(10)(12)(13)5530円、3連単(12)(13)(10)6万2130円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)