20年サウジアラビアRCで2着に好走したインフィナイト(牝5、安田隆)が10日付で競走馬登録抹消となった。今後は北海道苫小牧市のノーザンファーム空港で繁殖馬となる予定。

半兄に東京新聞杯勝ちのブラックスピネルがいる良血馬。20年8月の新馬戦を快勝すると、続くサウジアラビアRCではステラヴェローチェの2着に入った。このデビュー2戦はともに不良馬場。道悪をこなすパワーが光った。

続く阪神JFは4番人気に支持されたものの、1着ソダシから1秒3差の14着。その後の重賞でも結果が出なかったが、自己条件の2勝クラスから再スタートして5戦目、22年6月阪神の舞子特別(芝1400メートル)では、坂井騎手を背に10番人気で逃げ切り、馬連2万円超、馬単4万6000円超の波乱を演出した。

3勝クラスでも3着が1回と力を見せたが、今月5日京都の醍醐S18着が最後のレースとなった。

父はモーリス、母はモルガナイト(母の父アグネスデジタル)。通算成績は18戦2勝。付加賞を含む総収得賞金は4866万1000円。馬名の意味は「無限の意味を持つパワーストーン名」。