不勉強な自分を恥じながら…。今朝はカナダで活躍する福元大輔騎手とメッセージをやりとりし、彼が今、滞在していて、今週末に騎乗するジャマイカの競馬のことをうかがいました。

欧州、北米、中東、アジア、オセアニア…、競馬が行われているのはそれだけではありません。中南米、東欧、東南アジア、アフリカなど、世界中には自分の知らないさまざまな場所で競馬が行われています。

北米ではアメリカ大陸のいろいろな国の出身ジョッキーが活躍していますし、今、短期免許で来日しているジョアン・モレイラ騎手はブラジル出身。ブラジル、アルゼンチンから導入された繁殖牝馬が日本にはいますし、逆に現役時代を日本で過ごし、日本から輸出され、トルコや南アフリカ、南米で種牡馬生活を送る馬たちもいます。

プライベートではキューバを旅行したことがあるのですが、ジャマイカかあ…、時間とお金があれば、旅に出たいなあ…。

土曜(日本時間の日曜早朝)のジャマイカ、福元大輔騎手の活躍を期待です。

お昼頃、イクイノックスのジャパンCのレーティングは133ポンドと発表されました。日本の馬が、日本のレースで、今年の世界最高レーティングをたたき出しました。

以前、「【美浦便り】香港国際競走&BCの登録発表…レーティング&ランキングも注目の天皇賞」で書きました。「今年のイクイノックスもドバイの走りを評価されてのもの。日本調教馬が首位に立つことはうれしいですが、日本のG1競走の内容で評価されたものだったら、もっとうれしいのではないのかな、と」。今回のレーティングの発表、うれしいのひと言です。

2着のリバティアイランドの数字が120ポンド。これは圧勝したオークスと同じ数字でした。偉大な数字が記録され、日本の競馬にとって間違いなく歴史的な年になったわけですし、しっかりとJRAのハンデキャッパーの方にお話をうかがって、いずれ日刊スポーツの紙面で丁寧に紹介できれば、と思っています。

イクイノックス、本当に素晴らしい競走馬でした。個人的には2戦目の東スポ杯、今年6月の宝塚記念をのぞく、8戦を生観戦することができました。14戦無敗の怪物、今世紀最強馬とされる英国のフランケルがそうであったように、イクイノックスの素晴らしさを語るには、負かした相手を語れば十分です。

新馬戦の3着が2歳女王サークルオブライフ、6着は今週のチャンピオンズCに出走するダートグレード競走3勝馬ウィルソンテソーロでした。クラシックはジオグリフ、ドウデュース、アスクビクターモア、ダノンベルーガと激闘を繰り広げました。国内のG1ではパンサラッサ、ジャックドール、シャフリヤール、ユーバーレーベン、ジェラルディーナ、エフフォーリア、タイトルホルダー、ヴェラアズール、アカイイト、ジャスティンパレス、ドゥラエレーデ、ダノンザキッド、リバティアイランド、スターズオンアース、イレジン、キラーアビリティを破りました。ドバイではウエストオーバー、ザグレイ、モスターダフ、ウインマリリン、レベルスロマンス、ロシアンエンペラーを破りました。

破ったG1馬の数は26(※自分調べ。間違っていたらごめんなさい)。こんなにたくさんのG1馬を負かした日本馬って、過去にいるのだろうか…、そう思います。

さあ、今週末は中京でチャンピオンズC。ドバイワールドカップ覇者ウシュバテソーロ、BCクラシック2着デルマソトガケは不在ですが、ハイレベルなメンバーがそろいました。関東馬は3頭とも魅力たっぷり。どのレースも一生懸命、予想したいと思います。【木南友輔】