28日最終レース終了後、中山競馬場のパドックで31日付で引退する田中勝春騎手(52)の引退式が行われた。来年から調教師に転身する。

かわいい後輩の門出をJRA現役最年長の柴田善臣騎手(57)が笑顔で祝った。花束贈呈前にマイクを取ると、愛にあふれたメッセージを送った。

「勝春、長い間お疲れさまでした。これから第2の競馬人生、頑張ってください。下乗りの時から一緒に遊んで、たくさん遊びを教えて、それがなかったら調教師試験は1発で受かったと思うんですけど、3回もかかっちゃってね。ここまで支えてくれてくれた家族を大事に、これからも頑張ってください」

笑い声と拍手と歓声。場内はほっこりムードに包まれた。