年明けから短期免許で来日中のレイチェル・キング騎手(33)が、外国人女性騎手初のJRA平地重賞制覇を成し遂げた。

3番人気チャックネイト(せん6、堀)に騎乗。ゴール前でボッケリーニを差し返して鼻差退けた。3度目のJRA重賞挑戦で歴史をつくった。

◆外国人女性ジョッキーのJRA平地重賞騎乗

米国のJ・クローンがファントムブリーズ(14着)に騎乗した90年ジャパンCが最初。以降はニュージーランドのL・クロップとL・オールプレス(旧姓L・マンビー時代含む)、C・パコーとM・ヴェロン(フランス)、H・ドイル(英国)、キングと7騎手が挑んだ。今回がのべ23回目の挑戦で初制覇。なお、これまではロシェル・ロケット騎手(ニュージーランド)が02年にJ・G1の中山大障害(ギルデッドエージ)を勝ったのが外国人女性騎手、唯一のJRA重賞Vだった。