「ウマ娘」で知られる藤田晋オーナーが所有する、昨年3着のディープインパクト産駒ドーブネ(牡5、武幸)が10番人気の低評価を覆して2着に入った。

スタートから積極的にハナを主張し、1コーナーのコーナリングを利して主導権を取り切った。直線でも最内を通り、最後まで粘りを発揮した。

勝ち馬マテンロウスカイには2馬身先着を許したが、3着ジオグリフを首差退けて連対を確保した。吉田隼人騎手は「ハナを取り切るまで時間がかかったが、その後はいいペースで走れた。もう少しパンパンの馬場なら良かった」と振り返った。

藤田オーナーは24日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われたサウジダービー(G3、ダート1600メートル)をフォーエバーヤング(牡3、矢作)で制し、海外重賞を初制覇。2日間で国内外重賞ジャックこそならなかったが、ドーブネは連対と所有馬が活躍した。