14日の中山で現役を引退する勝浦正樹騎手(45)が4番人気キングクレオール(牡、和田雄)で勝利し、今年のJRA5勝目、同通算967勝目を挙げた。勝ち時計は1分11秒9。

レースを好位で進めると、1番人気のタッカーバレットをゴール前で首差差し切った。

ウイナーズサークルに集まったファンから「おめでとう!」と声が上がった。同騎手は「初めて乗せてもらいましたが、ここ2走を見てチャンスがあると思っていました。外枠からスムーズにいけましたし、追ってからもしっかりと走ってくれました。オーナーも最後だから、ということで乗せていただいて本当に感謝です。勝利の味を経験できなくなるのは残念ですね」と喜びをかみしめた。