極ウマ取材班制定の24-25シーズン「クラシック番付」が今週から再開する。番付編成会議を終え、牡馬ではキタサンブラック産駒の大器クロワデュノール(斉藤崇)、牝馬では新種牡馬アドマイヤマーズ産駒のエンブロイダリー(森一)が横綱に推挙された。会議に出席した東京の井上力心記者、大阪の太田尚樹記者が激論会議の模様を振り返る。

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井上 毎年この時点の横綱って出世してるんですよ。20年ソダシ、21年ジオグリフ、22年リバティアイランド、23年レガレイラ。4年連続のG1制覇です。

太田 牡牝1頭ずつやろ? それぞれもう片方は?

井上 そこそこです…。まあ、昨年度のダノンデサイルやジャスティンミラノのように、この時期に未出走だった馬もいますから。

太田 その牡馬では、6月の東京で新馬戦を勝った関西馬クロワデュノールが横綱に推挙されたな。

井上 現地で見ていてインパクト大でした。馬体を併せてもうひと伸び。2馬身半差で2着のアルレッキーノが次戦を7馬身差で圧勝して価値を高めました。

太田 斉藤崇師いわく「気性も素直で前向き。スピードもスタミナもある。キタサンブラック産駒のいい馬という感じ」。欠点なしの逸材や。今は放牧中やけど「良くなっていて、ひと回り大きくなってきた」らしい。次走の東京スポーツ杯2歳S(G2、芝1800メートル、11月16日=東京)は注目やで。

井上 大関のエリキングも新馬戦の2着馬が次戦で圧勝しましたよね。

太田 藤田晋オーナーも駆けつけて“御前試合”やったけど、川田騎手も「いい内容で勉強できる競馬」と高評価やったな。

井上 関脇のマジックサンズは、勝った札幌2歳Sを取材した奥田記者のイチ押しでしたね。須貝師も「まだまだ成長段階」と伸びしろを見込んでいるとか。

太田 関東馬は?

井上 福島で圧勝したピコチャンブラックは奥がありそうです。石橋騎手も「無事なら楽しみだね」と。2連勝が好内容のニタモノドウシも侮れませんよ。

太田 牝馬は激論やったな。関東からの猛プッシュでエンブロイダリーが横綱に。東京の新馬戦2着、新潟の未勝利戦1着。去年のチェルヴィニアに近いな。

井上 負けて強しの初戦は、3着馬も勝利済みでハイレベルでした。2戦目は7馬身差でレコードV。ルメール騎手いわく「楽勝」でした。3代母ビワハイジの名牝系で、さらに上のギアがありそうです。

太田 関西馬ならカムニャックやな。新馬戦はノーステッキで大外一気。オークス馬候補やけど、外回りのマイルも合うんちゃうかな。

井上 軽い骨折が判明しましたけどダリア賞が鮮烈だったプリティディーヴァを推す声も多かったです。来春に期待ですね。

太田 1年後の“答え合わせ”が楽しみやわ。