西日本地区のベテラン岡松忠(64=山陽)が3R一般戦で今節初勝利を決めた。これで通算1103勝となった。「最近は良くなかったけど、エンジンを扱ったらコーナーが乗りやすくなった。最終日も事故なく、できるだけ前を走りたいね」。福岡県飯塚市出身で、現在も暮らしている。82年に選手登録された。「2人兄弟で、兄が飯塚オートレース場の審判員だった。すぐに職員を辞めてしまったけど。その兄貴に勧められて試験を受けた。まさか合格するとは思っていなかった。選手になる前はスポーツ用品店の販売員をしていて、学校などを訪問していた」。サラリーマンから転身したそうだ。昔と今の違いを聞くと、「トライアンフとかは、エンジンを組み上げるのが大変だった。今のセアは組むのが楽になったけど、細かい調整が難しいね。何年やってもオートレースは、整備も乗る方も簡単じゃないよ…」。思い出のレースを聞くと、12年のSS王座決定戦を挙げた。「あのときはエンジンが良かった。巧(片平)に序盤でいい位置に付けられて、自分は最後方あたりまで下がったと思う。そこから2着まで行けた」と懐かしそうに語った。「同期で現役は、自分も含めて5人だけになってしまった。引退した長冨高志も同期。1~2年前に一緒に酒を飲んだな。家も近所だから、たまにスーパーとかでも会うよ。長冨とは同じ優勝49回。もう、超えなくて同じままでいいかな(笑い)」。私生活では、4人の娘と6人の孫に囲まれている。「休日は孫と釣りに行ったり、娘の旦那と飲みに行ったり、あと嫁の誕生日には花束を買って食事にも行く」。サプライズも忘れない。「自分は7月生まれで、還暦になった翌月にレースで足を踏まれて左足の大けがをした。まだ痛むときがある。あと何年できるかわからないけど、もう少し頑張ってみる。とにかく練習と整備は、しっかりやるようにしている」。今年もSGオールスターに出場。6年連続39度目となる。絵に描いたような祖父は、多くの孫のためにも職業を全うする。
【オートレース】大ベテラン岡松忠が勝利「あと何年できるかわからないけど…」/伊勢崎G1
<伊勢崎オート:ムーンライトチャンピオンカップ>◇G1◇4日目◇30日





















