メインの“壇之浦”Sを前に“源氏”が勝ち名乗りだ-。4番人気のゲンジ(牡、尾形、父オルフェーヴル)が鮮やかに逃げ切り、デビュー2戦目で初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分48秒9。
同馬の馬名の意味は「源氏」。この日のメインは源氏と平家の戦いの最終決戦地でもある壇之浦の名前が冠された「壇之浦S」。場内アナウンサーもゴール後、「今日の11Rは壇之浦Sが行われますが、ゲンジが逃げ切りました」と伝えた。
管理する尾形和幸師(48)は「(3着ヴォルヴァとの2頭出しで)ワンツーを狙っていたんですが…」と悔しがったが、ゲンジの勝利については「小倉に連れてきて良かったです」とニッコリ。「オーナー(高橋文男氏)に預けていただく馬は名前を任せていただけるので、私が名付けています。ヤシャマルのように、いつも日本的な名前にしようと思っていて、この世代の牡馬2頭はゲンジとヘイケ。うちの厩舎には平家もいるんです。(壇之浦Sの日にゲンジが勝利)喜んでもらえたなら良かったです」と声をはずませた。
ゲンジを勝利に導いた小林美駒騎手は「(美浦)トレセンから乗せていただいて、気持ちの良さを感じて、積極的な馬という印象でした。こちらに来てから乗ってもいい感じで競馬に向かえると思っていて、レースもうまく立ち回ってくれました。勝てて良かったですし、いい勝ち方ができたと思います」と笑顔で話した。歴史好きの競馬ファンにはたまらないレースになったかもしれない。

