夏は“カッチー”の季節だ! 今週の「夏のイチ押し」では桑原幹久記者が、3月開業の田中勝春調教師(54)にスポットを当てる。新潟大賞典で厩舎初重賞勝利を果たしたシリウスコルト(牡4)で、史上3人目の七夕賞(G3、芝2000メートル、13日=福島)騎手&調教師のダブル制覇を狙う。
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炎天下の美浦で“カッチースマイル”が止まらない。
田中勝師 夏はいいよね~。俺は北海道生まれだから、夏はテンションが上がるよ! 冬はじっとしてるからね(笑い)。夏は活動の季節だよ(笑い)
七夕賞は相性がいい。騎手時代はJRA重賞で東京新聞杯と並び3勝(02年イーグルカフェ、03年ミデオンビット、22年エヒト)。自身の重賞ラスト勝利がこの一戦だった。「縁があるのかな。やっぱり暑い時期が好きだから、そういうのもあるのかな」。今回勝てば小島太氏、菊沢師に次ぎ3人目の騎手&調教師制覇。「運も必要だね」と自然体で構える。
縁深い夏のみちのくへ、シリウスコルトを連れて行く。今回と同舞台の福島民報杯で厩舎の1勝目、前走新潟大賞典で重賞初勝利と節目の白星をもたらしてくれた。調教師試験合格後、技術調教師として師事した宗像厩舎から引き継いだ一頭。「いい状態で引き継がせてもらったからね。前走後に宗像先生からおめでとうと連絡をもらってうれしかったよ」とかみしめる。
当週はウッド単走で、はじけんばかりの動きっぷり。「前走くらいの出来にあるよ」と自信を見せる。最重量58・5キロを背負うが「俺でも乗れるよ(笑い)。フルちゃん(古川吉騎手)に俺が乗るから来なくていいよって言おうかな」と不安をスマイルで一蹴。3歳戦をのぞくJRA平地重賞で4歳馬が8連勝中で、当馬が唯一の該当馬。“七夕賞男”の師に、追い風が吹いている。【桑原幹久】

