英国のアスコット競馬場で9日、騎手招待競走「シャーガーC」が行われた。現地のレーシングポスト電子版は英国を代表する調教師、ウィリアム・ハガス師の夫人、モーリーン・ハガス氏が参加騎手の質について懸念を表明したことを報じている。

モーリーン・ハガス氏は伝説の名手、故レスター・ピゴットの娘であり、ウィリアム・ハガス厩舎で夫を支えている。この日のシャーガーC(6競走)には同厩舎の管理馬が4頭出走。第5戦のシャーガーCクラシックではテナビリティがD・サンティアゴ騎手を背に勝利を挙げた。ハガス氏は「今日はここに本当に素晴らしい騎手が何人かいます。ただ、調教師の間では、騎手のレベルが例年より明らかに低いという意見が一般的です。ヒュー・ボウマンやカリス・ティータンは素晴らしい騎手です。誰かを責めるつもりはありませんが、ここにいるべきではない騎手が1人、2人いるかもしれません。このイベント(シャーガーC)は素晴らしいです。コンセプトもいいし、人気も高いのですが、調教師は(騎乗する)騎手に対して自信を持つ必要があります。誰かを悪く言うつもりはないのですが、主催者はもう少し騎手を厳選する必要があると思います。(今年のチーム編成で消滅した)女性騎手チームも存続させるべきだったと思います」と意見している。

レーシングポスト電子版はアスコット競馬場の広報担当であるニック・スミス氏の言葉も紹介。スミス氏は「満足しています。アジア選抜が優勝し、このレースの認知度向上に大きく貢献しました。このようなイベントではよくあることですが、コース経験不足が影響するケースもあります。私たちは共感していますし、すべての意見を大事にしたいと思います」と語っている。

00年からアスコット競馬場で行われているシャーガーCだが、近年は騎手の確保が課題になっている。今年は同日にアイルランドのカラ競馬場でG1フェニックスSが行われ、フランスはドーヴィル競馬場で重賞競走、米国ではサラトガ競馬場でG1ソードダンサーS、コロニアルダウンズ競馬場でG1アーリントンミリオンが行われている。