フランスのパリロンシャン競馬場で7日にムーランドロンシャン賞(G1、芝1600メートル)が行われる。

今年は日本馬、ゴートゥファースト(牡5、新谷)が参戦し、海外馬券発売。となれば…、ニッカンコムが誇る海外馬券予想オヤジ「ダンディ高木」こと高木一成記者の出番だ。昨年のケンタッキーダービー◎ミスティックダン、今年のドバイゴールデンシャヒーン◎ダークサフロンに続く新たな“神予想”に注目してほしい。

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「ムーラン・ド・ロンシャン」とはロンシャンの風車のこと。スタンドが改修され、パリロンシャン競馬場になってからは足を運んでいませんが、私はかつて、エルコンドルパサーのあの、伝説の…、イスパーン賞(2着)を現地、ロンシャン競馬場で取材しています。凱旋門賞ではないんですけどね。大事なフランス遠征初戦だったんです。ゴール前でクロコルージュに差されてしまいましたが、あの走りを現地で生で見て、今だから言えますが、私はあの時点で夏、秋のエルコンドルパサーの活躍をはっきりと予感していました。

前置きが長くなりました。日本馬ゴートゥファーストはフランス遠征2戦目。前走のジャックルマロワ賞はG1初挑戦、直線競馬も初めてという厳しい条件で5着に好走し、今回は地元の超トップジョッキー、マキシム・ギュイヨン騎手。はっきり言って、メチャメチャ魅力的です。ただ、簡単には勝たせてくれないのが欧州競馬。応援はしつつ、馬券は別の馬で…。

本命は◎アルカントールです。このムーランドロンシャン賞を8回制している名伯楽アンドレ・ファーブルの管理馬。武豊騎手が勝った94年のスキーパラダイスもファーブルの管理馬でした。「ファーブルといえば凱旋門賞」ですが、「ファーブルといえばムーランドロンシャン賞」でもあります。

◎アルカントールは2歳時にサンクルー競馬場のG1クリテリウムアンテルナシオナルで2着。昨年は仏2000ギニーで3着、仏ダービーで6着という実績があります。今年は始動戦のエドモンブラン賞を勝った後、英国でベット365マイルを4着。7月にメシドール賞を4着。近2走だけを見れば、家賃は高いように感じますが、ベット365マイルを見直すと、マークする相手を間違えたのかな、という敗戦。前走も展開のアヤという印象が強く、悲観する必要はないでしょう。

スタートしてコーナーまでが近いコース。内枠に入ったこと、そして、今年ここまでフランスのリーディングジョッキー争いで首位に立っているクリスチャン・デムーロ起用というのも大きな買い材料。お母さんの名前はビアンカデメディチですが、血統表を見ると、祖母、3代母、4代母の名前は「Tre…」で始まります。そう、牝系には凱旋門賞を連覇した名牝トレヴの名前があります。G1を勝つのにふさわしい良血馬だと思っています。単複(8)。